エポスカードで海外旅行の代金を払うとき、保険の付く支払いと補償期間に迷うことがあります。一般とゴールドの補償額、同伴する家族の扱い、事故の連絡先も整理します。

一般・ゴールドとも利用付帯で、対象のツアー代か公共交通の料金をカードで払うことが条件です。補償は出国前の支払いなら旅行開始から90日間で、家族は本人のカードだけでは対象になりません。

1.利用付帯の支払い・補償額と90日の期間は?

利用付帯の対象になる支払いを確認する

利用付帯とは、指定された旅行代金をカードで払うことを条件に、旅行の保険が付く仕組みです。エポスカードでは、支払う代金の種類に加えて、出国前か出国後かによって補償の始まりが変わります。

確かめること一般・ゴールドの条件・補償
出国前の支払い宿泊を伴う募集型企画旅行の代金、または公共交通乗用具の料金
出国後の支払い出国後(帰国する前)にはじめて払う公共交通乗用具の料金
利用金額下限なし
補償の期間出国前の支払いは旅行開始から90日間、かつ旅行期間中
傷害治療費用一般200万円・ゴールド300万円(公式の条件を満たした場合)

ツアーは宿泊を伴う募集型企画旅行が対象で、個別に手配した宿泊とは扱いが異なります。公共交通乗用具の料金も対象ですが、旅行に関連する費用がすべて含まれるわけではありません。

  • 個人で手配した宿泊代は、利用付帯の対象外です。
  • ガソリン代・駐車場代・レンタカー代も対象外です。
  • 帰国したあとに乗った公共交通の料金も、対象になりません。
注意点

日本を出発する日がカード発行日の翌日以降の旅行が対象です。支払い時と出国時の会員資格が必要で、補償は条件を満たす支払い後の旅行期間に限られます。

90日の補償期間と券種ごとの補償額

出国前に対象の代金を払った場合は旅行開始から90日間で、補償されるのは旅行期間中に限られます。出国後にはじめて公共交通の料金を払った場合は、その支払いの時点から90日間という扱いです。

出国前と出国後の両方で対象の料金を払うと、出国前の支払いが優先されます。出国後に追加で支払っても、補償期間を延長することはできません。

出国前の支払いなら旅行開始から、出国後の初回支払いなら支払時点から90日間。
図:出国前の支払いなら旅行開始から、出国後の初回支払いなら支払時点から90日間。
注意点

出国後にはじめて対象の公共交通の料金を払った場合は、支払時点から90日間が補償期間です。出国前に払った場合も、補償は旅行期間中に限られます。

公式の条件を満たした場合の限度額は、一般とゴールドで異なります。死亡・後遺障害と、けが・病気の治療にはそれぞれ別の限度額があります。

補償の項目一般の限度額ゴールドの限度額
傷害死亡・後遺障害3,000万円5,000万円
傷害治療費用200万円300万円
疾病治療費用270万円300万円
賠償責任3,000万円5,000万円
携行品損害20万円50万円
救援者費用100万円100万円
注意点

治療と賠償は1事故(病気は1疾病)、携行品と救援者費用は1旅行・保険期間中の限度額です。携行品は1つ10万円程度、乗車券などは合計5万円程度が目安です。ゴールドの保険期間は毎年10月1日から翌年9月30日までです。

注意点

携行品損害の免責(自己負担)は3,000円です。賠償責任には免責がありません。

2.家族の対象外と事故に備える注意点は?

家族・同伴者の条件と他のカードとの重複

補償はVisa付きのエポスカード・ゴールドの会員本人が対象で、家族への補償はありません。カードを持たない家族は、旅行代金をまとめて払っても対象外です。

対象カードの会員同士なら、代表者のまとめ払いで同伴者も対象になります。この場合も、支払う代金が利用付帯の対象であることが条件です。

他のカードの保険と重なる場合は、補償項目ごとに限度額の扱いが違います。保険金は按分(保険ごとに分担)するため、限度額の合計がそのまま受取額になるわけではありません。

  • 傷害死亡・後遺障害は足し算をせず、最も高い額が限度です。
  • それ以外の項目は合算して按分しますが、受け取れる補償は損害額が上限です。

法人カードとそれ以外のカードがあるときは、それぞれの最も高い額の合計が限度です。

事故受付の連絡先と出発前の確認事項

日本国内からの事故の連絡は、エポスカード海外旅行保険事故受付センターが24時間受け付けます。日本国内向けの電話番号は0120-11-0101で、海外からの連絡先とは別です。

付保証明書の発行も事故受付センターが扱っています。必要な場合は、出発の2週間前までに発行を依頼する手続きです。

補償の有無と条件は、必ずカード会社・引受保険会社に確認してください。

まとめ
  • 一般・ゴールドとも、対象代金のカード払いが条件です。
  • 出国前に払う場合は旅行開始から90日間、かつ旅行期間中です。
  • 出国後の初回支払いなら、その時から90日間、かつ旅行期間中です。
  • カードを持たない家族は対象外で、会員同士のまとめ払いは対象です。
  • 一般の傷害治療は200万円、疾病治療は270万円が限度です。
次に読む:海外旅行保険のキャッシュレス診療:カードで使う条件と受診前の手順

3.よくある質問

ホテル代だけを払っても保険は付きますか?

個人で手配した宿泊代の支払いは対象外なので、ホテル代だけでは利用付帯の条件を満たしません。宿泊を伴う募集型企画旅行なら対象ですが、対象代金の支払い時期によって補償の開始が異なります。

国内旅行や買い物、スマホにも補償がありますか?

一般カードの公式トップには、国内旅行・ショッピング・スマホの補償について記載がありません。海外旅行保険の補償額を、国内旅行・買い物・スマホの補償として使えるという案内ではありません。

出国後にも払えば90日間の補償が延びますか?

出国前と出国後の両方で対象の料金を払った場合は、出国前の支払いが優先されます。出国後の支払いで補償を後ろに延ばせるわけではありません。

出典